第6回teratail Meetup「集まっtail」開催レポート

こんにちは!
風邪を引いてしまい、午後にならないと声がでない広報の「きよし」こと吉田(@kiyoshi502)です。

9月15日にteratail Meetupイベント「集まっtail#6」を開催いたしました。

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サイト上でコミュニケーションを取るユーザー同士がリアルな場で交流できる機会とあり、
「昨日登録して質問を投稿しました!」なんて方からトップランカーやエキスパートユーザーまで約40名のteratailユーザーが集まりました。

今回も終始盛り上がったイベントの模様をお届けします!

技術への挑戦をサポートする「コミュニティ」

そもそも、なぜ私たちは「集まっtail」を開催しているのか。
まずはそこからお伝えしたいと思います。

テクノロジーは凄まじいスピードで発展しており、
新しい技術が生まれては、それが流行ったり廃れたり、そして復活したりしています。
こうした情報や知識をすべて1人で追いかけるのは結構大変ですよね。

そんなときに頼れるのが、「コミュニティ」の存在です。

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新しい技術やまだ触ったとこのなかった技術に挑戦するとき、
勉強会、SNS、ブログやQ&Aサービスなど、
エンジニアが持つこれらの素晴らしいコミュニティ文化から
問題解決のヒントをもらう人も多いのではないでしょうか。

teratail上でも、Q&Aを通して多くの繋がりが生まれています。
その繋がりをもっともっと深めることで
エンジニア業界がさらに発展していってほしい。

そんな想いから、teratailユーザー同士、そしてユーザーとteratailチームで
リアルな交流ができる場として「集まっtail」は生まれました。

繋がりこそがteratailを進化させる

「集まっtail」は主に「懇親会」と「LT大会」の2つのコンテンツで構成されています。
それぞれの様子は後ほど紹介しますが、 ユーザーの繋がりを深めるために、私たちはさまざまな工夫をしています。

「技術」でつながる仕掛け

さまざまな技術を使っているエンジニアが一同に集まる「集まっtail」。
共通しているのは「teratailユーザーであること」ただそれだけです。
だからこそ、技術で繋がれる場でありたいと考え
「集まっtail」では受付で2つのものをお渡ししています。

  • 集まっtail特製名刺

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「集まっtail」では参加されるユーザー1人ひとりの活動量を可視化した名刺を毎回作っています。

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この名刺があるとteratail上での活躍が一目で分かり
「前に回答してくれた人だ!」「◯◯タグで1位の人だ!」など
自分が繋がりたかったユーザーの顔と名前を一致させることができます。
名刺は1人50枚、箱に入った状態でお渡しするので全員と名刺交換することも可能です。

  • オリジナル名札

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もう一つは、こちらの名札。ユーザー名と好きな技術名を書いてもらっています。
会場では説明しなかったのですが(ごめんなさい)、
首紐の色も「エキスパート・トップランカー」「2016年1月1日以降に登録したユーザー」「学生」などで色分けしています。
こちらは「年齢差約4倍」というお二人。teratailを通じてさまざまな出会いが生まれていきます。

teratailで性格判診断ができたら?ユニークな発表が続いたLT大会

懇親会と合わせて盛り上がりを見せるのがteratailユーザーによるLT大会です。 1人ひとりの発表を簡単にレポートします。

『Elasticsearch on EC2からAmazon Elasticsearch Serviceに 移行してだいぶ楽になった話』

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トップバッターはteratailチームのエンジニア・@ikuwow
Amazon Elasticsearch ServiceがElasticsearch 2.3のサポート開始を発表したのをきっかけに
teratailの分析ツールをElasticsearch on EC2からAmazon Elasticsearch Serviceに移行。
「とにかく楽」という移行の利点と、その一方で「アクセス元制限が面倒」など彼が感じた欠点を発表しました。

speakerdeck.com

『サーバーレスなOpenWhiskでサーバーサイドSwift動かしてみた。』

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「サーバーサイドでもSwiftを使いたい!」そんな要望を叶えるために誕生したOpenWhiskを使って
@simonTokyoさんは、あるteratailアプリを作ろうと試みたそうです。
それは、SwiftとWatsonでteratail回答者の性格診断が行えるというもの。
これには会場にいる全員が興味津々!
終了後のアンケートにも「本当に実装してほしい」というご意見がありました。

www.slideshare.net

『teratailで秒速回答を目指す』

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6回連続でLTを発表してくださっている@ShoheiTaiさん。
今回はteratailでの回答を増やし、また特に人気なPHPやJavaScript関連の質問にいち早く回答するために
teratail APIとGoogleAppsScriptを活用し、
投稿された質問がSlackで通知される仕組みの実装方法を発表しました。

www.slideshare.net

Q&Aサイトの本質に迫ったエキスパート達のスペシャルLT

「集まっtail」後半は、トップランカーやエキスパートユーザーによるスペシャルLTです。

『海外カンファレンス 発表のススメ』

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Goイベントオーガナイザーとしてご活躍中のteratailエキスパートユーザー・@tenntennさんからは、
海外のカンファレンスでの発表について、登壇までのフローやメリット、発表のコツなどを教えていただきました。
いきなり海外?!なんて方は次回の「集まっtail」でのLT発表からいかがでしょうか^^

『teratail と Vim の共通点』

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teratail Vimタグ1位の@thincaさんは、 teratailとVimは

  • 分野を問わず多くのプログラマが利用する
  • コミュニティが活発

という点で似ているのではないかと発表されました。
また、Vimに特化したイベントとして、11月5日に「VimConf2016」を開催されるそうです!これは要チェックですね!

発表資料:2016-teratail.md · GitHub

『世の中は「問い」と「応え」でできている』

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スペシャルLTのトリはteratailエキスパートユーザーであり、日本PHPユーザー会の@koyhogeさん。

「Q&Aサイトは世の中のコミュニケーションを視覚化したもの」と考察された上で
コミュニケーションを知識・知恵として残すQ&Aサイトの素晴らしさを発表してくださった第一部と(ありがとうございます!)、
一方で、明確な回答が出ないものはQ&Aには向かないが、どこかフィットする場所があるのではないかという考えをシェアしてくださった
第二部の二部構成型LTでした。

speakerdeck.com

teratailプロデューサーが語るグロースハック秘話

最後に、レバレジーズCTO(!?)でもあるteratailプロデューサーの藤本が15分のプレゼンを行いました。
※CTO…Chief Teratail Organizerの略です(笑)

テーマは『teratailのグロースハック方法~管理モデルから開発の裏側まで~』

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teratailのKGIやゴール設定、そしてそのゴール達成に向けて追っている指標やそのための施策について
余すことなくお話ししました。
あまりにも赤裸々に発表してしまったので、資料は非公開にさせていただきます・・・!

藤本の発表後には、ユーザーのみなさんからのQ&Aタイム。
いま取り組んでいる施策や今後について全員で共有できた貴重な一時となりました。

集まっtail#6を終えて

普段は「質問」と「回答」という形でのみやりとりしてきたユーザー同士が
年齢や性別といった壁を超え、顔を合わせたリアルなコミュニケーションを通じて仲を深めていく。
この場に立ち会えるのは、Q&Aサイト運営者として大変ワクワクする瞬間です。
ここからまた、新しい技術の問題解決が加速されていくのでしょう。

また、懇親会中やLTの発表内容、そして最後のQ&Aタイムを通じて
たいへん多くのteratailに関する感想やご意見をいただき、
改めてユーザーのみなさんと一緒に作り上げていくteratailなのだと感じました。
お集まりいただきましたユーザーのみなさま、本当にありがとうございました!

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3ヶ月に1回の頻度で開催している「集まっtail」も、気づけば第6回。
次回(おそらく12月開催)は、いつもとちょっと違うバージョンアップしたコンテンツでお届けできればと思いますのでお楽しみに!

集まっtailのお知らせはconnpassより発信していきますので、是非チェックしてみてください。
teratail - connpass